東京都の猪瀬直樹知事は、知事を支える都参与の浜渦武生・元都副知事や志方俊之・帝京大学教授ら7人を再任せず、31日付で退職させる方針を固めた。浜渦氏らは石原慎太郎前都知事がブレーンとして任命しており、「脱石原色」を強める。 参与は非常勤の特別職で、知事からの相談に応じて進言や助言をする。任期1年で毎年再任され、月額報酬は33万5千円。石原都政の継承を掲げて初当選した猪瀬知事は、後任の参与については4月以降、自ら選任する意向という。 ほかに3月末で退任するのは元衆院議員の相沢英之氏、元NHK審議委員の日高義樹氏、京都産業大学名誉教授の高瀬保氏、航空振興財団顧問の棚橋泰氏、建築家の今村有策氏。志方、高瀬、棚橋3氏は石原前知事が当選した直後の1999年に就任し、石原前知事の秘書だった浜渦氏は副知事退任後の2006年から参与を務めている。 関連記事land 引き続き目指します(1/5)434万票