バレンツ海に4つの人工島を建設し、北極での天然ガス採掘を簡易化する計画が始動した。このプロジェクトの費用は、4億ドル(約440億円)以上にのぼる。 ドミトリー・メドベージェフ首相は、バレンツ海のコラ湾に人工島を4島創設することを指示した。ロシア政府のウェブサイトで今月15日、政令が発表され、これが明らかになった。 島には、液化天然ガス(LNG)の生産および出荷、またガス田で使用する海洋機械の修理を行う、「大型海洋施設建設センター」の建物を建設する。「機械設備の稼働開始は2020年。その後、新しい工場は、液化天然ガスを最大1650万トン出荷することができるようになる」と、ロシア経済・国家行政アカデミー省エネ・エネルギー効率・環境エネルギー監査センターのレオニド・プリマク所長は話す。 このような島を創設する技術は、かなり前から世界やロシアで開発されていたと、プリマク所長。「浚渫船で砂床を沖積さ
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