東シナ海上空において、中国軍機が空自スクランブル機に攻撃動作を行った事が、元空将の発表で明らかになっています。 「東シナ海で一触即発の危機、ついに中国が軍事行動 中国機のミサイル攻撃を避けようと、自衛隊機が自己防御装置作動」(JBpress160628) この情報は、一部では注目され、政府関係者への確認を行った検証報道もされています。 「一線超えた中国軍機 尖閣、東シナ海上空の緊張高まる ネットで発表の元空将、改めて警鐘 政府関係者は「前例のない接近だった」と吐露」(産経新聞160630) 詳しい状況は、これらの記事を直接見て頂くのが良いと思います。 それ以上に、私が注目したのは、織田(おりた)元空将が、この記事を公表しようと思い至った理由です。 元空将とは言え、織田元空将はOBであり、今月に入って発生したこうした事態について、本来、防衛省・自衛隊が発表した以上の事を知ることはできません。
22日に発射された北朝鮮の中距離弾道ミサイルムスダン、2発の内1発は成功したとの見方が報道されています。 「焦点:高度1000キロ超えた北朝鮮ミサイル、「発射成功」の見方強まる」(ロイター20160622) 中谷元防衛相は同日午後の会見で「中距離弾道ミサイルとしての一定の機能が示された」とだけ述べ、発射の成否については明言を避けた。 しかし、防衛省関係者は「あれほど角度をつけずに打ち上げず、普通に発射していれば、われわれが見積もっている距離を飛んだ可能性がある」と話す。 2発目に発射されたムスダンは、約400キロを飛んで日本海に落下し、最大射高は、1000キロを超える高度に達していたとのことです。 しかし、こんな数字だけ報道されても、良く分からないでしょう。 そのため、ムスダンの飛翔をシミュレーションしてみました。 防衛省はムスダンの射距離を2500キロ─4000キロと推定し、主目標をグア
前回の記事「安保法制だけで終わらない防衛関係法制の不備」は、反響が大きかったのですが、驚いたのは、見当違いの誤解が、非常に多かったことです。 やっぱり、国際法が大きくからむ法制関係は、書く上で難しいと感じました。 安倍首相の苦労が、ほんのちょっぴり理解できました。 特に、転載されているBLOGOSの方は、ブロゴス側で付けてくれたタイトルが「"先制攻撃できない"対領空侵犯の法不備」だったせいもあって、私の主張が、”領空外でも問答無用で攻撃できるようにせよ”とでも言うモノであるかのような批判までありました。 せめて、記事はちゃんと読んでから批判してくれよとも思いましたが、読んだという人でも誤解されている方が多くいらっしゃいました。 なので、今回は、関連する国際法に触れつつ、もう少し分かりやすく説明したいとおもいます。 (どこまで分かりやすく出来るかは分かりませんが……) 前回の記事で、最も明快
自衛隊OB同士で言い合うのは気が引けるのですが、問題の背景が透けて見えた事例だったので、取り上げてみます。 海自OBで、最近はテレビにも出演される軍事評論家の文谷数重氏が、対領侵について言及されています。 「領空警備で先制攻撃って、なんかロックかも」 記事が取り上げているツイートは、”自衛官のリスク”について発言しており、このツイートが安保法制論議に関連したモノだと分かります。 リンク ツイートは、防衛関係法制について、問題が多いことの事例として、対領空侵犯(以下、”対領侵”と記述)措置での法不備を上げています。 これに対して、文谷氏が反論されています。 要は、「領海外で相手が撃ってこないのに、射撃していいように法制を改めろ」と主張しているようにしか見えない。 そもそも、スクランブル発進と領空侵犯は同義ではない。日本領空が侵犯されないための予防的措置である。予防措置で領空外で攻撃していいと
北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したと伝えられましたが、ほどなく合成写真疑惑が報じられる結果になっています。 「北朝鮮のミサイル写真は合成? 韓国メディア指摘」(産経150510) 既に各方面で指摘されているようですが、合成を疑っている理由は噴煙の量や、発射されているミサイルの角度です。 そのそも、このミサイル発射情報は、北朝鮮の労働新聞がリリースしたものです。 労働新聞に掲載された写真は5枚でした。 確かに、噴煙は少ないように見受けられますし、ミサイルの角度も写真間で差異があります。 しかし、噴煙の量は、推進薬が不明なミサイルでそれを言っても確かとは言えません。 また、ミサイルの角度に至っては、当然複数の場所から観測・撮影していれば、異なって当然です。 水中発射のコールドロンチの場合、次の動画のように、圧縮空気等で水上に打ち出された後、ロケットに点火されるので、発射直後は不
朝日新聞が、またもや読者を意図的に誤認させる手法でデマを拡散しています。 「シカを硝酸塩入り餌で駆除 静岡県考案、「残酷」の声も」 食害が深刻なニホンジカを硝酸塩の入った餌で駆除する方法を静岡県職員らが考案した。一度胃にのみ込んだ食べ物を口に戻して徐々に消化する「反芻(はんすう)動物」の特徴を利用したものだ。「シカ対策は待ったなし。銃やわなを使った駆除より人への危険が少ない」とし、他の動物への安全性を確認しながら実用化を目指しているが、「残酷だ」といった声も出ている。 考案したのは、県農林技術研究所森林・林業研究センターの大場孝裕上席研究員ら。硝酸塩が反芻動物の胃に入ると、細菌で亜硝酸塩に変わる。すると、赤血球が酸素を運ぶ能力を奪われ酸欠に陥り死に至る。 酸欠で死ぬということで、読者はさぞかし苦しむのだろうと思うようです。 呼吸が出来ない苦しみは、相当苦しいものですから、むべなるかなではあ
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