◇「焼き殺したこと」に疑義呈され、釈明する文書を配布 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が拘束したヨルダン軍パイロットを焼き殺したことについて、ISが支配地域の住民向けに「イスラム教の教義に反していない」と釈明する文書を配布していたことが11日、IS支配地域の住民らへの取材で分かった。ISの宗教家の一人が「教義に反する」と疑義を呈し、拘束されたことも判明。残虐な殺害方法に対する反発を抑えたい思惑があるとみられる。 イスラム教の預言者ムハンマドの言行録には「火を使って苦痛を与えるのは神のみだ」と記されている。 ISが本拠地を置くシリア北部ラッカの住民らによると、ISは2月3日にパイロットを焼き殺したとするビデオを公開した後、独自に発行した「ファトワ(宗教令)」の文書(1月20日付)を支配地域の路上やモスク(イスラム礼拝所)で住民らに配布した。 この文書では「言行録にあ
【園田耕司】防衛省は自衛隊の運用について、文官(背広組)からなる内部部局の運用企画局を廃止し、幹部自衛官(制服組)からなる統合幕僚監部に一元化する方針を固めた。制服組の権限を強めるもので、来年度の実施を目指す。 日本では先の戦争への反省から、戦後は文民の首相や防衛相が自衛隊を指揮する文民統制を敷いた。さらに背広組が、軍事中心の制服組とは違う立場から自衛隊を管理し、首相や防衛相を支えることで、文民統制をより強く働かせている。 運用企画局は部隊の活動や訓練を担当する。制服組も同様の組織を持ち、双方が防衛相に提言できる仕組みになっている。運用企画局は機能が統合幕僚監部に移管される形で廃止され、自衛隊の運用はすべて制服組の管轄となり、背広組の役割は大きく後退する。
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