なぜ、的外れなのでしょうか? それは、実際にユーザーが使っているシーンを考えればわかります。たとえば、PCを起動してからサイトのコンテンツを読むまでの流れを書き出してみましょう。 ブラウザを立ち上げるアドレスバーに文字列を入れて検索する検索エンジンの検索結果から該当のコンテンツを探すサイトに訪問し、コンテンツを読むサイト側で用意した支援機能は、4の「サイトに訪問し、コンテンツを読む」の段階になって初めて使えるものです。サイトに「音声読み上げ機能」があれば、そのサイトのコンテンツを読み上げることはできますが、他のサイトのコンテンツを読むことはできません。そしてもちろん、ブラウザを立ち上げたり、検索文字列を入れたりする際にも、この機能を使うことはできません。 もし、このような支援機能にニーズがあるとすれば、普段は目で見てアクセスする人が「何らかの事情でそのサイトのコンテンツだけ読み上げで聴きた
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