不明点が多い古代から中世にかけての南西諸島の歴史を再評価する動きが活発になっている。鹿児島県の喜界島で中国産や朝鮮半島産の陶磁器などの遺物が大量に出土、大規模建物ほか多数の遺構も発見されたことが大きな弾みとなった。奄美大島周辺での発掘と呼応し、喜界島周辺が中国南部から南西諸島、九州、さらには朝鮮半島につながる環東シナ海の壮大な広域交易の結節点で、時代の推進役であった可能性が高まっている。■カムィ
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