フリーゲージトレインの試験車両=24日午前1時4分、鹿児島県薩摩川内市のJR川内駅最高速度270キロを達成し、車両基地に戻るフリーゲージトレインの試験車両=24日午前2時13分、鹿児島県薩摩川内市のJR川内駅 九州新幹線・西九州ルート(長崎新幹線)での導入に向けて開発中の新技術、フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発費18億円が25日閣議決定された2010年度の政府予算案に盛り込まれた。試験車両が新幹線の軌道で目標速度を達成したばかりだが、在来線の軌道の急カーブの走行は課題として残っている。18年がめどの長崎新幹線開業に開発は間に合うのか。 開発主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、時速270キロの高速性能をクリアした九州新幹線・鹿児島ルートの川内―新水俣間での走行試験に先立ち、試験車両は08年1月〜今年4月、在来線のJR日豊線を走るテストをした。このテストでは