広島は6日、原爆投下から65年の「原爆の日」を迎える。広島市中区の平和記念公園で午前8時から原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式)が始まる。 今年の式には、原爆を投下した米国の代表として初めてルース駐日大使が参列。核保有国の英仏両国の臨時代理大使と、潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長もそれぞれ初参列する予定で、節目の式となる。ロシアも参列予定で、核保有5カ国のうち中国をのぞく4カ国がそろう。全体の参加国は過去最多の74カ国にのぼる。 米英仏の出席には、昨年4月のプラハ演説で「核なき世界」をめざすと表明したオバマ米大統領の新たな核政策が影響したとみられている。 また、藤村修外務副大臣は5日の記者会見で、岡田克也外相が6日の広島平和記念式に出席すると発表した。外務省によると、外相の記念式参加は初めてという。 5日、国連事務総長として初めて長崎市を訪れた潘氏は演説後に浦上天主堂