中華統一促進党代表の張安楽氏、台湾の台北にて(右、2016年5月20日撮影)。(c)AFP PHOTO / ISAAC LAWRENCE 【8月8日 AFP】台湾の検察当局は、中国と台湾の統一を訴える親中政党「中華統一促進党(Chinese Unity Promotion Party、CUPP)」の事務所と同党代表で台湾マフィア元幹部、張安楽(Chang An-lo)氏の自宅を政治資金規正法違反の疑いで捜索した。中国から不正に政治資金を供与されていた疑いがあるという。 張氏は「白狼」の異名で知られ、かつて台湾最大のマフィア「竹連幇(Bamboo Union、ちくれんほう)」を率いていたが、米国での服役や中国での亡命生活を経て親中派の政治活動家となった。 中華統一促進党は定期的に中国政府を支持する集会を開くなどしているが、現地メディアによると同党は中国政府から政治資金を受け取っていた可能性が