(画像は有名な「蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)の一場面) さて、今回はあまり韓国関係ありません。 元寇については日本でも韓国も含め世界中で「神風のお陰で負けなかった」という風説がまかり通っている事もあり、その辺りについ書く事にしました。 元寇について、日本の教科書のいくつかでも「日本は名乗りを上げて一対一で戦う原始的な戦いをしていたため、弓やで集団戦を行う元軍に歯が立たず敗走し続けたが、夜になり元軍が一端船に戻ると台風がやってきて元軍を壊滅させた」という事になっているのですが、実際はどうでしょうか。 日本、中国、朝鮮の当時の記録を調べてみると実はこの話とは大きく違った戦況が見えてきます。 まず、神風が~という話の元ネタは「八幡愚童訓」と呼ばれる記録からです。 そしてはっきり書けば、この「八幡愚童訓」は「八幡神の信仰のお陰で強大な元軍を打ち倒せました、信仰は大切です」という、一種の