企業各社にとって、人材戦略は非常に重要な課題だ。人材の育成に当たって、トップは何を思うのか。企業を担う若いITエンジニアに何を求めているのか。 日本IBMでキャリア向け人事を担当する同社 人事 ラーニング&ディベロップメント キャリア開発 担当 嶺村富士雄氏は、かつてITエンジニアとして活躍していた。その経験も踏まえ、同社のITエンジニアとして価値を発揮するためには何が必要なのかを語ってもらった。 ■技術者としてのキャリアパス 嶺村氏によれば、日本IBMでは技術専門職を以下の7つに大分類している。 ITスペシャリスト ITアーキテクト プロジェクトマネージャ コンサルタント プロダクトサービスプロフェッショナル ラーニングスペシャリスト 大和事業所に所属する組み込み関連スペシャリスト 新入社員の場合、3年から5年かけて、ITスペシャリストかプロジェクトマネージャのどちらかに進むケースが多い