井上理 日経ビジネス記者 1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ この著者の記事を見る
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軽トラックの隊列が見渡す限り続いていた。 毎月の第4日曜日、宮崎県の川南町では月に1度の朝市が開かれる。トロントロン軽トラ市。その名の通り、農産物などを山積みにした軽トラが、川南町で一番の目抜き通り、トロントロン商店街に集結するイベントだ。 ルールは2つ。軽トラックか軽自動車で出店すること。2000円の出店料を払うこと。それ以外には、何をどう売ろうが、縛りはない。 商品を満載した軽トラが朝市にずらりと並ぶ――。その光景を想像するだけで心が躍る。しかも、川南町の軽トラ市はその規模が尋常ではない。 坂道に123台の軽トラが並ぶ様は圧巻 全長600メートルに及ぶトロントロン商店街。その中央線に沿って連なる軽トラや軽自動車は120台を超える。トロントロン商店街を南から眺めると、大通りは緩やかな坂道になっており、途中から軽く右にカーブしている。この緩やかな上り坂に「軽」が列をなす様は圧巻の光景だ。
本連載の初回で記した通り、私は過去にリノ市で最低と呼ばれる高校で「日本文化」の講師を務めた。モラルの欠片も持ち合わせない15歳~19歳の若者と接しながら、アメリカ社会の歪を見た。生徒たちが常識を身に付けていないのは、仕付けてくれる大人の存在が周囲に無かったからだ。誰もが崩壊家庭に育ち、貧困に喘いでいた。親が不法就労者であったり、刑務所に入っていたり、ドラッグに溺れているケースも珍しくなかった。 私なりに全力で生徒たちと向き合ったが、限られた時間では手に負えず、半ば諦めた少年もいる。そして私が教壇を去った後、受け持った子供たちの大半は高校を中退した。 ああいう子供たちを救うには、もっと早い時期からサポートしてやらねばダメだ。高校生になってからでは遅過ぎる――。 その後私は、問題児とされる小学生を、親でも教師でもない第三者の大人が支えるというボランティア活動に参加した。行為自体にやり甲斐はあっ
散歩道に、半ば廃墟となった邸宅がある。住んでいた人たちは夜逃げをしたといううわさだ。 この数年、柵ごしに見える広々とした庭には、雑草が生い茂り、ジャングルのようになっている。 それでも、この時期になると、ダリヤ(たぶんそうじゃないかな。間違っていたらごめん)などの球根系の花がカラフルに咲き誇っている。花屋さんで見るよりも、ひとまわりはでかい花々なのだ。 球根は一年ごとに植え替えねばならないと教わった記憶があるのだが、手入れする人などいないにもかかわらず、毎年すくすく育っている。目にするたび、たくましさにあきれつつ、励まされるのだ。 鬱蒼とした廃墟と結びつけるのは見当違いかもしれないが、リンゴ栽培に雑草はプラスになると語るのは、『奇跡のリンゴ』で知られる木村秋則さん。農薬なしに栽培は不可能といわれてきたリンゴの世界に、革命を起した人物だ。 〈雑草を丁寧に取っていると、土が固まってしまいます。
不況のあおりを受けて,「資格」を取得する機運が高まっているように思う。例えば,今年4月に実施された情報処理技術者試験の応募数は,7年ぶりに増加に転じた(関連記事)。 資格取得について考えたとき,頭によぎるのは「その資格は役に立つのか?」とか「取得するメリットがあるか?」といったことではないだろうか。資格を取得すると報奨金が出たり,それが昇進の条件になっている場合はわかりやすい。それが“目に見える形のメリット”だからだ。 筆者はこれまで,いくつかの資格試験を受けてきた。そして今後もできるだけ受けてみたいと思っている。もちろん不合格になるケースは多いし,たとえ合格しても報奨金や昇進といった目に見える形のメリットはない。それでもやってみようと思うのは,「挑むこと自体にメリットがある」と感じているからだ。ここでは,実際に筆者が感じた資格取得の“目に見えないメリット”を書いてみたい。 全体が見えると
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