近年、社会問題化している”あおり運転”。2017年、東名高速道路で夫婦の乗ったワゴン車が“あおり運転”によって路上に停車させられ、後続のトラックが追突。同乗していた娘2人の前で夫婦が死亡する事故が発生した。さらに2019年には、茨城県の常磐道など3県の高速道路であおり運転を繰り返した会社役員が強要や傷害などの罪に問われた。これらの事件をきっかけに、あおり運転の厳罰化を求める声が高まり、今年6月、道路交通法と自動車運転死傷処罰法が改正された。 だが、今もなお、悪質なあおり運転が終わっていないことを示す動画を「週刊文春」は入手した。 11月8日16時半ごろ、福岡県にある運送会社のトラック運転手Aさん(22)は、東名高速道路の海老名SA~横浜町田IC間を時速60~70キロで走っていた。すると、中型バイクが左脇からトラックをかすめるようにして中央の車線に割り込むと、減速しては進路を妨害する。そして