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ブックマーク / saebou.hatenablog.com (5)

  • 須藤にわかさんの私に対する反論記事が、映画史的に非常におかしい件について - Commentarius Saevus

    先日アップされた私が『ダーティハリー』を批評したこちらの太田出版のエントリについて、須藤にわかさんという方が反論をしていました。 ohtabookstand.com note.com 簡単に説明すると、須藤にわかさんは私がアメリカンニューシネマ(1960年代末から70年代頃のハリウッド映画の新しい潮流をざっくり指す言葉)について嘘ばかり言っているとおっしゃっておられます。須藤さんがアメリカンニューシネマがお好きなのはわかりますが、これはまったく歴史的な経緯をふまえていない議論です。むしろ須藤さんのエントリのほうが、現在の映画批評で言われていることに比べるとだいぶ違うので、アメリカンニューシネマあるいはNew Hollywood(上記記事で触れているように、これは日語と英語では微妙にズレた意味で使われることもあると思いますが)について大きな誤解を招く可能性があると思います。私は基的に、先

    須藤にわかさんの私に対する反論記事が、映画史的に非常におかしい件について - Commentarius Saevus
    usi4444
    usi4444 2024/08/25
    映画をたくさん見てても作られた時代背景や製作者の意図を分析できいないニワカな批判だった。自分にも似た面があるので共感性羞恥心。むしろsaebou氏批判だからと飛びついてしまう程度の低過ぎる人の多さが問題。
  • 献血ポスター問題について - Commentarius Saevus

    ここ3週間近く議論が続いている『宇崎ちゃんは遊びたい!』献血ポスターについて、このようなtogetterまとめが投稿されました。 togetter.com これは吉峯耕平弁護士が私と行った議論をまとめたセルフまとめです。セルフまとめで相手の議論について「saebou先生の反倫理的な「すごく高い倫理」」などという中立性に欠けるタイトルをつけるのはどうかと思いますが、あまりにも偏ったまとめであること、またこの話が始まって以来、全く私がしている話を見ずにデマに近い内容を流してくるツイッターアカウントや嫌がらせをしてくるツイッターアカウントが後を絶たないため、自分の意見をまとめてここに書いておこうと思います。 1. どうして私が献血にこだわっているのか 2.理念をどう広告に出すか 3. 作品の倫理的側面について議論するのは法律でも、規制でもない 4. 広告は他の芸術と違う 5. オタク文化だけ攻撃

    献血ポスター問題について - Commentarius Saevus
    usi4444
    usi4444 2019/11/12
    吉峯耕平弁護士の所属する田辺総合法律事務所のHP。あれ?乳袋どころかセクシー画がどこにもないぞ?同氏の著書の表紙にも見当たらない。本当は使えないことが判ってるんだね。https://www.tanabe-partners.com/lawyer/kohei_yoshimine/
  • 最も応援上映してはいけない映画~『主戦場』 - Commentarius Saevus

    『主戦場』を見てきた。日系アメリカ人であるミキ・デザキが監督をつとめたドキュメンタリー映画で、従軍慰安婦をめぐる論争を扱ったものである。 www.youtube.com 全体的に非常にわかりやすく、テンポのいい編集でエンタテイメントらしく作られたドキュメンタリーである。マイケル・ムーアみたいに監督が出てきて面白おかしく自分の意見を主張したりするというわけではないのだが、編集などがいちいち気が利いており、見ていて飽きない。デザキ監督がこういう映画を撮ろうと思ったのは、日でネット右翼に攻撃されたことがきっかけだそうだ。 基的にはいろいろな人にインタビューしているだけなのだが、否認主義者たちが人たちは冷静に話しているつもり…なんだと思うものの、学問的議論どころか倫理的に問題がある発言を(自分たちはまともな主張だと思って)連発しており、笑うしかないようなところがたくさんあった。サンフランシス

    最も応援上映してはいけない映画~『主戦場』 - Commentarius Saevus
    usi4444
    usi4444 2019/06/05
    「本人たちは冷静に話しているつもり…なんだと思うものの、学問的議論どころか倫理的に問題がある発言を(自分たちはまともな主張だと思って)連発しており」←日本ではそれが通用してしまうからなあ。
  • 振動して、嘔吐して、棺桶に乗って宇宙の果てに埋めに行く~『ファースト・マン』(ネタバレあり) - Commentarius Saevus

    『ファースト・マン』を見てきた。 www.youtube.com 舞台は60年代初め、主人公は優秀なパイロットのニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)である。幼い娘カレンをガンで失ったニールは、NASAの宇宙飛行士のポストに応募し、訓練を受ける。失敗もするが、常に冷静なニールはとうとうアポロ11号の船長に選ばれ… デイミアン・チャゼルの前作『ラ・ラ・ランド』があまり好きじゃなかったので、正直あまり期待していなかったのだが、これは大変良かったし、ビックリするほど私の好みだった。いわゆる宇宙飛行に関する歴史映画と言われて想像するワクワクするような楽しい映画ではないのだが、ものすごくよく出来ているし、最後はあんまりわざとらしくない感じで心にズシっとくる。 この映画がふつうのアメリカの娯楽映画と違うのは、主人公のニールが全然、楽しくて頼れる明るいリーダーみたいな人ではないということだ。ニ

    振動して、嘔吐して、棺桶に乗って宇宙の果てに埋めに行く~『ファースト・マン』(ネタバレあり) - Commentarius Saevus
    usi4444
    usi4444 2019/03/07
    月面の××を×したシーンだけでホロリと来たのだが、そうだったのか!目から鱗。
  • 女王を称えてるだけ~『ボヘミアン・ラプソディ』における、クイーンの外に広がる闇 - Commentarius Saevus

    『ボヘミアン・ラプソディ』を見てきた。言わずと知れたクイーンの伝記映画である。 www.youtube.com 主人公であるザンジバル生まれのパールスィー家庭の息子フレディ(ラミ・マレック)がギターのブライアン(グウィリム・リー)とドラムのロジャー(ベン・ハーディ)のバンドに入り、ベースのジョン(ジョゼフ・マゼロ)も加入して大成功するが、やがてフレディは自分がゲイ(あるいはバイセクシュアル)だということを自覚しはじめ、恋人のメアリー(ルーシー・ボイントン)とも以前ほどうまくいかなくなってきたり、バンドとも亀裂が生じていろいろなトラブルを経験し、やがてエイズになったことがわかるが、ライヴエイドで奇跡の復活を…という話である。 とりあえず私のクイーンに対する思い入れが相当偏っているからかもしれないと思うのだが(初めて自分のお金で買ったシングル盤はフレディ追悼盤「ボヘミアン・ラプソディ」だった)

    女王を称えてるだけ~『ボヘミアン・ラプソディ』における、クイーンの外に広がる闇 - Commentarius Saevus
    usi4444
    usi4444 2018/11/24
    あの映画は伝記ではなく伝説。ライブ・エイドをラストにする為にエピソードを再構成している。主演ラミ・マレックの線が細い印象が気になったが(フレディはゴッツイ)、あれもエイズに冒された晩年のイメージか。
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