まずは痛みのレベルが低い40%から体験を始めることにした。「それでは始めますね」と佐藤准教授が装置が接続されたパソコンを操作すると、数秒後に記者の腹筋に異変が現れた。 感じたのは、激しい腹筋トレーニングをした後の筋肉痛のように腹部全体が強張り、ひりつくような痛みだった。まだ耐えられる程度の刺激ではあるが、思わず顔をしかめずにはいられない。何か見えない手で腹部をわしづかみにされているような感覚だ。電気刺激は数回にわたって断続的に発生し、十数秒後に体験は終了した。 「生理痛体験装置」の操作画面。赤い文字で恐怖が高まった 一番低い出力ゆえか、キツめの筋肉痛と考えれば数十秒ならば耐えられないわけではない。しかし、これが数日にわたって続くことを想像するとかなり憂鬱な気分になる。 「本当の生理痛は子宮の収縮なので、この装置が刺激している場所よりも内側に痛みを感じます。50人くらいの女性に体験していただ
新たな最高裁判事に6日、弁護士出身の宮川美津子氏(63)=愛知県豊橋市出身=が就任した。入れ替わりで定年退官した山口厚氏(70)は6年前、当時の安倍晋三内閣が「慣例」を破る形で任命したとされ、後任人事が注目されていた。 宮川氏はこの日の就任会見で「弁護士としては知財分野を専門にしてきたが、最高裁判事としては幅広くあらゆる分野の法律を検討していかなければならない。知財の仕事が回ってきた際は、経験や知識を他の裁判官と共有できると期待している」と述べた。 「これで『元通り』だ。ほっとした」。山口氏の後任に弁護士出身の宮川氏が決まったことを受け、日本弁護士連合会の幹部はそう話した。 背景には、山口氏が判事に就任した2017年の経緯があった。 「弁護士枠の削減か」 15人いる最高裁の裁判官は…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く