タグ

ブックマーク / www.webchikuma.jp (7)

  • 「人それぞれだから」と言ってはいけない理由|ちくまプリマー新書|山口 裕之|webちくま(1/2)

    「正しさは人それぞれだから」と対話をやめてしまう現代人。そのように思考を止めることは、権力者による力任せの変更を容認することと同じです。相対主義と普遍主義のどちらにも距離を取りながら、真ん中の道を進んでいく、『「みんな違ってみんないい」のか?――相対主義と普遍主義の問題』(ちくまプリマー新書)より、「はじめに」を公開します。 正しさは作っていくものである 昨今、「正しさは人それぞれ」とか「みんなちがってみんないい」といった言葉や、「現代社会では価値観が多様化している」「価値観が違う人とは結局のところわかりあえない」といった言葉が流布しています。このような、「人や文化によって価値観が異なり、それぞれの価値観には優劣がつけられない」という考え方を相対主義といいます。「正しさは人それぞれ」ならまだしも、「絶対正しいことなんてない」とか、「何が正しいかなんて誰にも決められない」といったことさえ主張

    「人それぞれだから」と言ってはいけない理由|ちくまプリマー新書|山口 裕之|webちくま(1/2)
    uss267
    uss267 2024/06/12
  • 第6章 自分の老後が不安です|マンガ認知症2|ニコ・ニコルソン,佐藤 眞一,小島 美里|webちくま(1/2)

    宮城県山元町出身のマンガ家・イラストレーター。 東日大震災で実家が全壊し、女三代で建て直すまでの道のりをコミックエッセイ『ナガサレール イエタテール』(太田出版)で描く。 その後、祖母が認知症を発症。建て直した家での介護生活の様子は、『婆ボケはじめ、犬を飼う』(ぶんか社)、『わたしのお婆ちゃん』(講談社)に描かれている。 http://nico.nicholson.jp/ 大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学研究分野教授を定年退職し、現在は大阪大学名誉教授、大阪府社会福祉事業団特別顧問。博士(医学)。 認知症を心理的な面から研究しつづけ、日老年臨床心理学会理事、日老年社会科学会理事、日応用老年学会理事、長寿科学振興財団理事などを務める。元日老年行動科学会会長。 著書に『認知症 「不可解な行動」には理由がある』(SB新書)、『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』

    第6章 自分の老後が不安です|マンガ認知症2|ニコ・ニコルソン,佐藤 眞一,小島 美里|webちくま(1/2)
    uss267
    uss267 2024/04/26
  • 第2回 野党共闘はどこへ|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/4)

    普段ニュースで目にする「世論調査」の使い方を教えるちくま新書『武器としての世論調査』は、2019年6月、第25回参院選を目前に刊行されました。 あれから3年、世論は、そして日はどのように変わってきたのでしょうか。この間の野党共闘の成果と課題を見ていきます。 現行の選挙制度では、小泉政権下などのごく一時期を除いて、自民党と公明党が得た票は全国の投票者の半分に届きません。それにもかかわらず与野党の議席に大差がつくのは、自公が協力して候補者を統一している一方で、野党は複数の候補が競合し票の分散がおきてきたためです。そこで2016年以降、野党は共闘を掲げて多くの選挙区で候補者の一化を行ってきました。特に前回(2019年)と前々回(2016年)の参院選では全ての一人区で与野党一騎打ちの構図をつくりあげて成果を出しています。 しかし22日に公示された今回の参院選では、実質的な与野党一騎打ちとなった

    第2回 野党共闘はどこへ|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/4)
    uss267
    uss267 2022/06/27
  • 第1回 「今」に至る世論|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)

    普段ニュースで目にする「世論調査」の使い方を教えるちくま新書『武器としての世論調査』は、2019年6月、第25回参院選を目前に刊行されました。 あれから3年、世論は、そして日はどのように変わってきたのでしょうか。この間の内閣支持率などを見ていきます。 この3年のあいだに、新型コロナウイルスの流行や2回の首相の交代など、政治をめぐる情勢は大きく変わりました。6月22日に公示される参院選の前に、今に至る世論の動きを振り返ってみましょう。 1.「辞めるべき時に辞める」という切り札 内閣支持率と不支持率について、各社世論調査の平均を図1にまとめました。赤の太線が内閣支持率、青の太線が不支持率で、線が途切れたところでは首相の交代がおきています。さらに図1には、政治的なできごとに加えて新型コロナの感染のピークを第1波から第6波まで示しました。内閣をめぐる最近の世論が、新型コロナの流行と首相の交代を中

    第1回 「今」に至る世論|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)
    uss267
    uss267 2022/06/21
    「無党派層は漠然とした存在ではありません。その市の、その町の、一人一人の道行く人たちが、様々なことに思い悩んでいるはずです。彼ら彼女らと向き合えているのか。その言葉は響くのか」
  • 第3回 われらは傷を修復する――『進撃の巨人』論(3)|くたばれ、本能。ようこそ、連帯。|高島 鈴|webちくま(1/4)

    アナキスト/フェミニストの高島鈴が、社会現象級の大ヒット作を正座で熟読。マンガと社会を熱く鋭く読み解く、革命のためのポップカルチャー論をお届けします。 最終回となる第3回は、累計発行部数が世界で1億部を超え、今年完結を迎えた諫山創『進撃の巨人』(2009~21年/講談社)。この歴史に残る作品は、いかに歴史を描いたのでしょうか。 前回はこちら ●ユミルとヒストリア――呪縛と生殖 結末に向けて、始祖ユミルの物語に触れておかねばならない。 第1話「二千年後の君へ」に呼応する第122話「二千年前の君から」は、全ての巨人の始祖である少女ユミルの生涯を描く。 「女の子らしくって何?」「そーだね 女の子らしくっていうのは/この子みたいな女の子のことかな」【46】 122話は、この会話から始まる。物語の中の始祖ユミルは、「いつも他の人を思いやってる優しい子」【47】、「みんなから愛される人」【48】だ。こ

    第3回 われらは傷を修復する――『進撃の巨人』論(3)|くたばれ、本能。ようこそ、連帯。|高島 鈴|webちくま(1/4)
    uss267
    uss267 2021/09/16
  • 第3回 われらは傷を修復する――『進撃の巨人』論(2)|くたばれ、本能。ようこそ、連帯。|高島 鈴|webちくま(1/3)

    アナキスト/フェミニストの高島鈴が、社会現象級の大ヒット作を正座で熟読。マンガと社会を熱く鋭く読み解く、革命のためのポップカルチャー論をお届けします。 最終回となる第3回は、累計発行部数が世界で1億部を超え、今年完結を迎えた諫山創『進撃の巨人』(2009~21年/講談社)。この歴史に残る作品は、いかに歴史を描いたのでしょうか。 ※前回はこちら ●地獄を選ぶという自由 エレンはタイバー家の、もといマーレと世界じゅうからの宣戦布告を聞き届けると、その場で巨人化し、全ての破壊に踏み切った。いわば歴史劇に熱狂していた人びとの前で「パラディ島の悪魔」の実物を演じてみせたわけである。エレンの要請によってこの戦闘に参加させられたパラディ島の面々は、和睦の道をここに喪失した。 さて、このときエレンは何を考えていたのだろうか【17】。タイバー家の演説の裏側で、もう一つの動きがあった。マーレに潜伏したエレンが

    第3回 われらは傷を修復する――『進撃の巨人』論(2)|くたばれ、本能。ようこそ、連帯。|高島 鈴|webちくま(1/3)
    uss267
    uss267 2021/09/10
  • 「偏見がない」では差別はなくならない理由|ちくま新書|森山 至貴|webちくま

    最近よく目にする「LGBT」という4文字。その意味を正確に知っていますか? なんとなく知っているつもりではなく、ちゃんと理解するための一冊、3月刊のちくま新書『LGBTを読みとく』(森山至貴著)の「はじめに」を公開します。 性の多様性について大学で研究していると、私の講義の受講生のリアクションペーパーや、学会発表や講演の後の聴衆の質疑などから、性の多様性、特にセクシュアルマイノリティ(性的少数者。この言葉については第一章で説明します)に関するさまざまな反応を知ることができます。 そのような反応の中には、「あ、この人は心ではセクシュアルマイノリティを見下しているんだな」と思えるものと、「あ、この人はセクシュアルマイノリティを傷つけないためにはどうしたらよいかを当に真剣に考えているんだな」と思えるものがあります。 あくまで個人的な経験則にすぎませんが、両者の違いがどの辺りにあるのか、もう少

    「偏見がない」では差別はなくならない理由|ちくま新書|森山 至貴|webちくま
    uss267
    uss267 2020/05/25
  • 1