ときどき「ふつうにおいしい」とか「ふつうにかわいい」とかが褒め言葉かどうかでトラブることがある。 これによく似た事例に特急がある。 これは「特別急行」の略称に過ぎなかった。なぜなら「普通急行」があったからだ。 国鉄時代、ホームでは「N番線に××行き特別急行△△M号がまいります」と構内放送が流れたものだ。 しかしJRが「特別急行」という表現をすることはおそらくないと思う。現在特急は特急であり、それ以外のなにものかであってはならない。 略称ではもうないのだ。なぜなら「普通急行」つまり急行が存在しないから、何が特別なのか問題になるためだ。「普通に特別な急行」といった感じだろう。 次に根深い問題が準急だ。「急行に準じる早さ」が売りだが、しばらくすると快速だの新快速だの、・・・ 課長補佐と課長代理のどちらが偉いのかぐらい迷う。 ついでに言えば、主幹とか主査とかは組織によって部長級、課長級、係長級があ