全世界で累計8300万本以上の販売を誇るゲームソフト「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を30年以上にわたって手がけた作曲家のすぎやまこういち(すぎやま・こういち、本名椙山浩一)さんが9月30日、敗血症性ショックのため亡くなったことが7日、分かった。90歳。東京都出身。葬儀は親族、近親者のみで執り行われた。独学で身につけたクラシックの技法を駆使し「ゲーム・ミュージック」というジャンルを確立させたパイオニアだった。 【写真】すぎやまこういちさんが手がけた「ドラゴンクエスト」シリーズの交響組曲 ドラゴンクエスト・シリーズを手掛けるゲーム会社「スクウェア・エニックス」の公式サイトによると、すぎやまさんは敗血症性ショックのため亡くなった。同社では「故人は『ドラゴンクエスト』シリーズの500曲以上に及ぶ楽曲のすべてをおひとりで作曲されており、制作中の『ドラゴンクエスト12選ばれし運命の炎』の作曲が最後