米ユナイテッド航空の“炎上”は、ついに同社の株価にまで波及した。 4月9日、シカゴ・オヘア空港を離陸する直前のユナイテッド航空機内で撮影された客室の映像が、世界中に拡散された。問題が起こったのは、シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きのユナイテッド航空3411便。満席だったが離陸直前、社員4人を搭乗させる必要に迫られる。ユナイテッド側は宿泊先を用意し、日本円で数万円を支払うとの条件で振替希望者を募ったが、誰も応じなかった。 そこでユナイテッドは「コンピューターがランダムに選んだ」乗客4人に降機を要請。3人は応じたが、中国・ベトナム系とされる男性医師デイビッド・ダオ氏が拒否する。同社はシカゴ警察に通報。機内に乗り込んだ警察官が説得するが、ダオ氏は「私は医師で、明日の8時に仕事がある」と再度拒否。最終的に警察官は“強制排除”に踏み切るのだが、これが一大騒動を巻き起こす。 周囲の乗客は警察官に対し「