最近、仮想通貨(暗号資産)やNFT(非代替性トークン)、メタバース関連の話題を追っていると「Web3」という言葉に行き当たる。まるで続編映画のタイトルのようだが、ブロックチェーンのプラットフォーム「イーサリアム」の共同創業者による造語だ。仮想通貨の熱心な支持者たちは、インターネットの次の段階をWeb3と呼び、期待をかける。 Web3を説明する方法は2つある。手っ取り早い説明は、「ブロックチェーンを統合したインターネット」だ。「仮想通貨やNFTが、利用するプラットフォームに組み込まれたインターネット」と言ってもいい。もう1つの説明は「ユーザーが所有するインターネット」だ。最初の説明よりは複雑だが、もう少し具体的だ。ブロックチェーン技術を統合することでインターネットは真に平等主義的な場所になる、と仮想通貨の熱烈な支持者たちは言う。 この一派の主張はこうだ。現在のインターネットはFacebook