『シン・仮面ライダー』を観てきたのだけど、一言で言うと何だか不思議な気分になる作品だった。 観ている間は二時間にわたって全く飽きることはなかったのだけれど、観終わった後に「良かったー!」と思っていたかというとそうでもない。「たくさんの庵野さんと概念上に存在する女性キャラクターが出てきたな」というのが単純な感想になる。あと、サソリオーグがとても楽しそうだったのでよかった。楽しそうなのはいいことだ。 悪かったということでもないし、良くもなければ悪くもなかったというのとも違う。自分の経験の中で一番近いものをいうと、地下アイドルの対バンライブで自分の好みの方向性ではないが非常に珍しいことをやってる演者が出てきて、見ている間は飽きもせずに見て「これも一つのアイドルの形である」と肯定的な評価はできるし、造り手の想いに対して気持ちも動くのだが、ステージ上の出来事から感情的な面でのフィードバックがなかった
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