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2010年11月5日のブックマーク (3件)

  • エクリチュールについて(承前) - 内田樹の研究室

    エクリチュールについて(承前) ロラン・バルトのエクリチュール論そのものが、そのあまりに学術的なエクリチュールゆえに、エクリチュール論を理解することを通じてはじめて社会的階層化圧から離脱することのできる社会集団には届かないように構造化されていた・・・というメタ・エクリチュールのありようについて話していたところであった。 同じことはピエール・ブルデューの文化論についても言える。 『ディスタンクシオン』もまた、(読んだ方、あるいは読もうとして挫折した方は喜んで同意してくださると思うが)高いリテラシーを要求するテクストである。 おそらく、ブルデュー自身、フランス国内のせいぜい数万人程度の読者しか想定していない。 自説が理解される範囲はその程度を超えないだろうと思って書いている(そうでなければ、違う書き方をしたはずである)。 だが、「階層下位に位置づけられ、文化を持たない人には社会的上昇の

    usukeimada
    usukeimada 2010/11/05
    これがいわゆる『街場』シリーズを書くことになった動機なのかな?
  • 村上龍氏が電子書籍の出版社G2010を設立

    1976年に『限りなく透明に近いブルー』で颯爽と登場し、日の文学シーンを鮮やかに書き換えた作家の村上龍氏が、自作の電子書籍の制作・販売をマネジメントする新会社G2010をITベンチャー企業のグリオと共同で設立し、その記者会見が11月4日、東京で行われました。 記者会見に先立ち村上氏は、1999年から主宰しているメールマガジン「JMM(Japan Mail Media)」の誌面で新会社設立にあたっての趣意書「G2010設立の理由と経緯」を公開。新会社にかける村上氏の決意がつまびらかにされています。 村上氏はこの「JMM」以外にも、長篇小説『共生虫』をオンデマンド出版で先行発売するなど、新しいメディアによる「出版」に積極的に取り組んできた作家です。 会見に先立って村上氏は、「作家はみな誰かに届けたい、という思いで書いている。11年前に電子メールをやったときにもそう思ったが、電子書籍によって、

    usukeimada
    usukeimada 2010/11/05
    これ完全に横レスだが、村上龍の小説って未だに初版8万(上下巻合わせて19万近く)出てんのか。かぁー、すごい/こういうアクティブな姿勢は龍さんっぽい。
  • 私はいかにして死刑廃止の論拠について心配するのを止めたか - apesnotmonkeysの日記

    私も以前は「なぜ死刑を廃止すべきか」の論拠をどう表現するかいろいろと考えたものですが、最近は実にシンプルな主張に落ち着きました。「殺すな、という主張に根拠は要らない」です。 こういう境地に達するうえで、南京事件否定論者の言動をフォローして来たことは大いに関係しています。「捕虜を殺したのは正当である」と主張するために様々な詭弁を弄する人々を見ていると、そうした主張に対して国際法やら当時の軍事的情勢やらを引き合いに出して「いや、あの捕虜を殺すのは不当だった」と反論するのは実は間違っているのではないか、とすら思えてきますから。 死刑存置論はしばしば「国民の正義感情」を論拠にしますが、しかしこの「正義感情」たるや、被害者の数が膨大で“顔が見えなくなる”とかえって被害者への関心を失ってしまうようなシロモノです。だって、9割近くが死刑を支持するその社会で、万の単位で被害者のいる大虐殺を否定するために詭

    私はいかにして死刑廃止の論拠について心配するのを止めたか - apesnotmonkeysの日記
    usukeimada
    usukeimada 2010/11/05
    結局存置派も廃止派も、論理の皮をはがしていけばそこには感情論しか残っていなかったりして。そしてそこで人はぜったい分かり合えない。例えば俺が白子は絶対食えないのと同じように。