美術館で美術作品を鑑賞するとき、傍らにあるキャプション(作品解説文)からタイトル、アーティスト名、制作年、材質、技法、サイズを、作品よりも先に見る人は案外多いのではないだろうか。これらの情報は作品を理解するための手掛かりとなる。また、インターネットで作品画像を呼び出すときや、画集から作品を探すときなどにも、文字によって作品画像の検索を行なうように、私たちにとって美術作品を理解したり、検索したりする場合、文字の情報が重要となる。 一方、作品を管理する美術館側(キュレーターまたはレジストラー[作品の受け入れ管理の専門家]など)は、文字情報をいかにわかりやすく、整理・分類・記述するかが問われているだろう。しかし、新たな記述といってもすでにそこには美術館内の規則、美術館界の動向、あるいは国内標準、国際標準といったさまざまなレベルの規格が関わり、一朝一夕に創出するわけにはいかない。コンピュータの普及
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