さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です 今朝の朝日新聞に劇作家平田オリザが出ていた。 内閣の参与になり、民主党の文化政策について、意見交換しているそうだ。鳩山首相の所信表明演説のアドバイスは本当だったのだ。 やはり、そうか。 だが、いずれ出すと言う「劇場法」構想に新しいものは、何もない。 要は、「国の補助金を増やせ」であり、「欧州では補助金が・・・」なのだ。 確かに、欧州では国や地方が文化、芸術に多くの補助金を出している。アメリカでは、全くないが。 これは、欧州では、中世以来、王侯・貴族のパトロネージュによって文化、芸術が育てられてきた歴史がある。 また、欧州では言語をはじめ文化的差異が少ない上、距離的にも極めて近いので、どこの国や地域の音楽、演劇、映画を選択することが出来る。 フランス人にとっては、ベルリン・フ