ササニシキはどうしてあっさりしているのか? ササニシキの特徴を挙げると、粘りが少なくあっさりした食感で飽きずに食べられる、甘さは控えめでおかずの味を引き立たせる、昔懐かしいごはんの香りがする、冷めても硬くなりにくく美味しいなどがあります。こういった特徴から和食、寿司などに合うと言われます。 一方、コシヒカリはつやがあって粘りや甘さが強く、ごはんだけでも美味しく食べられます。最近新しく作られる品種もコシヒカリの系統を受け継いでいるものが多く、お米の9割以上がコシヒカリかコシヒカリ系のお米です。 このお米の特徴の違いはどこからくるのか?どうしてササニシキはあっさりしているのでしょうか? お米の主成分のデンプンにはアミロースとアミロペクチンと呼ばれる2つのタイプがあります。どちらもブドウ糖が沢山くっ付いたものですが、その結合の仕方が違うので性質も異なります。アミロースは一本の紐のようにブドウ糖が