ひとりで作るネットサービス第22回は、リクルートとサン・マイクロシステムズの「第三回マッシュアップアワード(Mash up Award 3rd)」で最優秀賞に輝いた「ongmap」(おんじーまっぷ)を開発した直鳥裕樹さん(なおとり・ゆうき、35歳)にお話を伺った。元同僚と興した会社を経営する傍ら、ひとりでネットサービスを作りはじめた理由とはなんだったのだろうか。 ongmapはプログラミングへの原点回帰 「ongmapを作ったことは、僕にとって“リハビリ”だったのです」。直鳥さんはそう話す。2000年に元同僚とITコンサルティングの会社を立ち上げ、経営陣の1人として突っ走ってきた。順調に会社も成長し、30名をかかえるようになった。ただ、だんだんとWebの技術に追いつけなくなっている……という実感が募ってきていた。 「何をどうしたらどうなるのか、Webを見ていても分からないことが多くなってき