22日午前10時20分ごろ、JR名古屋駅(名古屋市中村区)にいた女性から「トイレから煙が見える」と110番通報があった。名古屋市消防局によると、新幹線上りホーム付近で薬剤師とみられる若い女性が硝酸約500ミリリットルの入った容器を落としたという。この女性が右足にやけどを負い、病院に搬送された。一時、異臭がしたが、気分が悪くなった人はいないという。 JR東海などによると、女性はホームで硝酸を落とした後、階下のトイレに駆け込んだとみられる。JR東海は、落とした現場とみられる7号車が止まる付近のホーム待合室を一時閉鎖し、トイレを立ち入り禁止にした。列車への影響は新幹線、在来線ともにないという。