大阪・吹田市にある「関西大学第一高校」のことしの入学試験で、9割近くの合格者が、高校と中学校側との事前の話し合いで合格の見通しを伝えられた生徒だったことが大阪府への取材で分かりました。当日の筆記試験で合格者より高い点数をとっても不合格となったケースもあり、府では選抜基準の説明が不十分だとして高校に対し改善を指導しました。 この「受験相談」で合格の見通しを伝えられた生徒119人は、その後、筆記試験を経て全員が合格したということです。内部進学者などを除いた全体の合格者は135人で、88%余りが「受験相談」を経た生徒だったことになります。 一方で、当日の筆記試験では、47人の生徒が受験相談を経て合格した生徒よりも高い点数を取ったにもかかわらず、不合格となりました。中には500点満点のうち合格者の最低点より79点高い点数をとった生徒が不合格になったケースもあったということです。 高校では入試要項な