本連載では「説明書を書かなければいけないのにうまくいかない、誰か助けてくれえ!」と悩みを抱える方の相談に、文書化能力向上コンサルタントの開米がお答えします。 「説明書」というと、読むのも書くのも苦手という方が多いのではないでしょうか。まあそれは当たり前の話で、例えば家電製品を買ったときについてくる説明書など、必要に迫られてやむなく読むことはあっても、読まずに済むならそれに越したことはありませんよね。まして、自分でそれを書くのはもっと苦手なのが普通です。 しかし現代のビジネス社会では、説明書を書かなければならない場面は増えつつあります。例えば、こんなシーンに心当たりはありませんか? 上司に他社の新商品の特徴についてリポートを出すよう求められたが、一生懸命書いてみたけど「なんだかよく分からない」と言われてしまった 同じ部署の新人にある仕事をやってほしいので手順書を作って渡したが、一部に誤解があ