「無縁社会」という単語が新語・流行語大賞にノミネートされる昨今の世相を反映してか、いま人間の「死」に関連したビジネスがあちこちで注目を集めている。例えば自分が死んだ時のための遺言の書き方のセミナーが開かれたり、メーカーからは遺言書キットなるものが発売されるといった具合だ。PCの世界に目を向けても、しばらくアクセスがないとファイルを削除してくれるフリーソフトが注目を集めたり、自分の死後のオタクグッズの処分方法を指南する本『オタクの逝き方』が出版されたりと、ブームは高齢者だけでなく若者にも広がっている。 さて、本格的な遺言とまではいかなくとも、自分の身に何かあった場合に備えて、銀行の口座や交友関係、さまざまなID・パスワードといった情報をまとめておきたいというニーズはあるはずだ。とはいえ、あまりにも範囲が広すぎて、いったい何を書き出せばいいか分からない人が大半だろう。 こんな場合に役立つのが、
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