2012年7月2日の午前10時50分頃、広東省広州市の“番禺区(ばんぐうく)”にある“子惠児童康復服務中心(子恵児童リハビリサービスセンター)”(以下「子恵センター」)で児童虐待事件が発生した。それは、4歳の女児“瑤瑤(ようよう)”(以下「瑤ちゃん」)が、言う事を聞かないという理由で、“保育員(保育士)”の“許立歓”(27歳)によって床へたたきつけられて脳挫傷の重傷を負った悲惨な事件だった。左脳組織に損傷を受けた瑤ちゃんは2回の大手術を経て生命の危機は去ったものの、右半身が不随となり、10月時点でさらなる機能回復手術が必要な状態となっている。 この事件のてん末は子恵センター内に設置されていた監視カメラによって記録されていた。当該映像はテレビニュースを通じて全国に放映されたので、保育士による幼児への無法な虐待振りに国民の怒りは沸騰した。 床にたたきつけられ半身不随に 7月2日の朝、体操の時間
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