横断歩道手前で別の車が停止していたのに、一時停止せずにミニバイクで追い越したとして、大阪府警は11日、道交法違反(横断歩行者妨害)容疑で大阪市東住吉区の会社員の男(20)を現行犯逮捕した。 府警によると、道交法38条では、歩行者が横断歩道を渡っていた場合、一時停止せずに通行することを禁止。歩行者がいなくても、横断歩道の直前で別の車両が停止していたら、車の陰から飛び出しがあるかもしれないので、一時停止しなければならないとしている。 男は11日午前9時ごろ、同区の路上でこうした走行をし、取り締まり中の警察官に停止を求められた。その際、「こんなの違反にならんやろ」と容疑を否認。免許証の提示などに応じなかったという。 府下では、横断歩行者妨害による事故は平成21~25年で3100件発生し、49人が死亡。このうち昨年は555件の事故で8人が死亡した。このため府警は今年から取り締まりを強化。この日、1