納豆のネバネバ成分を利用した水質浄化剤を使って、濁った池をきれいにする実証実験が3日、大阪市内で行われた。緑褐色のアオコなどに覆われていた池が、約6時間後には底まで透き通った。短時間で効果が表れ、生態系への負荷も少ない水質浄化法として注目されそうだ。 水面から15センチ下までしか見えなかった杭全(くまた)神社(平野区)の池で、浄化剤4キロを水に溶かしてホースでまくと、濁りが凝集し始め、2〜3時間後には塊が水面に浮かんだ。流出油の拡散を防ぐのに使われるフェンスを使って塊を除去すると約1メートル下の池の底が見え、小魚やエビの姿も確認できた。 浄化剤は、納豆の糸に含まれるポリグルタミン酸が主成分の粉末で、濁りの原因物質を効率よくからめ取り、魚などには害を与えない。水処理剤メーカーの日本ポリグル(大阪市)が2002年に実用化した。
日本人の好きな魚ベスト3は?国産ワイン発祥の地は? 「犬小屋の作り方を知りたい」「本にかびが生えた時の対処法は」――。大阪府民から大阪府立中央図書館(大阪府東大阪市)に寄せられる相談の一例だ。安易な質問も少なくなく、司書らはその対応に追われていることから、橋下知事は24日の定例記者会見で「大阪府民としてやりすぎでは」と苦言。「どれくらいの人件費がかかっているかをオープンにし、大阪府民に問わないといけない」と、図書館の業務について再検討を示唆した。 大阪府は8月、同図書館が7月1日〜8月13日に受け付けた、相談の具体例を聞き取った。要望に応じて関連蔵書を紹介することは、図書館法に基づく業務の一環だが、「日本人の好きな魚ベスト3は」「日本で初めてワインを作った都道府県は」などと、直接答えを求める相談も多かったという。同図書館を所管する府教委地域教育振興課は「大阪府民からの相談には基本的に線引き
東京農工大から寄贈された織機(手前)など廃棄処分が決まった産業資料(12日、大阪府吹田市の万博記念公園で)=金沢修撮影 万博記念公園(大阪府吹田市)に建設構想があった「国立産業技術史博物館」用に、大阪府などで作る協議会が収集した発電所のタービンなど、江戸時代以降の産業資料2万数千点が、一度も公開されないまま、廃棄処分されることがわかった。構想はバブル経済崩壊後に頓挫し、公園内の旧万博パビリオン・鉄鋼館に保管されていたが、16日にも処理業者による搬出作業が始まる。専門家らは「日本のものづくりの歴史を語る貴重な資料。保存すべきだ」と批判している。 府、大阪市、大阪商工会議所、日本産業技術史学会で作る同博物館誘致促進協議会が6日、廃棄処分を決定した。協議会は1986年に設立されたが97年以降は、休眠状態になっており今月末で解散する。 資料は、関西電力や東京農工大など約30の企業や大学、個人から寄
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く