バラク・オバマ前大統領と、2011年から日本人として初めてMITメディアラボの所長に就いている伊藤穰一氏の対談が、2016年12月10日発売の『WIRED』誌上に掲載された。子どもたちがこれから生きる人工知能全盛時代に警鐘を鳴らしつつ、明るい未来展望も語り合う内容だ。対談では、「ニューロダイバーシティ」の重要性も取り上げられていた。ニューロダイバーシティとは、すべての脳はそれぞれに考えがあり、違いは優劣ではなく個性だと捉えようというものだ。 伊藤氏は、「モーツァルトとアインシュタインとニコラ・テスラが現代に生きていたならば、彼らはみな自閉症と診断されていただろう」という、動物学者のテンプル・グランディンの言葉を引用しながら、この問題を提起している。トーマス・エジソンやレオナルド・ダ・ヴィンチ、さらには今日のIT業界をつくってきた偉人たちの多くもそうした傾向があると言われている。つまり、彼ら
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