SFプロトタイピングの教育利用 SFプロトタイピングは主に企業など「大人の世界」で普及してきたが、ケビン氏は研究のために小中高生向けのワークショップも行う中で、手応えを感じてきた。 「SFプロトタイピングはもともと企業の製品開発に用いられてきたこともあり、短期集中型ワークショップであってもグループでのアウトプットが求められがちですが、研修や教育現場ではかたちに残る結果を生み出すことにこだわらなくていいのではないかと感じています。 たとえば日本では小学生でも高校生でも学校的な『お作法』、大人が許容する発想の枠に収めることに慣れきっているんですね。でも『これは制約なし、批判なしで新しいことを考える手法だよ』『ここではハメを外していいんだよ』と示すと、みんなテンションを上げて取り組んでくれます。ある中学校では『自分たちで好きに決めた三題噺でAIにお話を作らせてみよう』というワークショップで『ピー