最近のF.I.N.編集部が大切にしている、考えを熟成するための「モヤモヤ」する時間。「モヤモヤ」と一口に言っても、日常でふと感じる違和感だったり、課題が整理できてない状態だったり、自分や誰かのモヤモヤであったりと、その種類はさまざまです。ポジティブに捉える人もいれば、そうでない人もいるかもしれません。この特集では「モヤモヤって何?」という問いを出発点に、時代の目利きたちと5年先の未来を探っていきます。 今回お話を伺うのは、デザイナーでディレクターの熊谷彰博さん。これまで良品計画やオリンパスなど、さまざまな企業と仕事をしてきた熊谷さんに、クライアントの抱えるモヤモヤの向き合い方、また熊谷さん流モヤモヤの手法、モヤモヤすることの重要性などを伺いました。 (文:大芦実穂/写真:後藤洋平/サムネイルデザイン:佐藤豊) 〈AK_DD〉代表。2007年より、物の見方を探求し、独自の視点と文脈の再構築か