その発刊記念特集記事第二弾として、今回は「エツィオ・マンズィーニとは何者なのか?」というテーマで記事を書いてみたいと思います。特に本記事は、マンズィーニを説明する過程で、参加型デザイン、およびマンズィーニが確立した「ソーシャルイノベーションのためのデザイン」について紹介することになります。 ※この記事を書いている森自身について補足しておきます。本記事の筆者は、本著の翻訳(主に2章)に関わった森一貴です。エツィオ・マンズィーニの議論を下敷きに、わからなさを受け入れ耕すデザインの実践を探求しています。アールト大学デザイン修士。福井県鯖江市にてシェアハウス家主。福井県越前鯖江エリアで開催される産業観光イベント「RENEW」元事務局長。 エツィオ・マンズィーニとは何者なのか? エツィオ・マンズィーニ(Ezio Manzini)はイタリアのデザイン研究者です。まずは以下に紹介文を抜粋しておきましょう