太田直樹「未来はつくるもの、という人に勧めたい本」 第6回 『モビリティーズ――移動の社会学』 著:ジョン・アーリ 訳:吉原 直樹、伊藤 嘉高 作品社 2015年発売 "Mobilities" by John Urry Polity 2007年12月出版 『トレイルズ(「道」と歩くことの哲学)』 著:ロバート・ムーア 訳:岩崎晋也 エイアンドエフ 2018年発売 "On Trails: An Exploration" by Robert Moor Simon & Schuster 2016年7月出版 Stay Homeが何ヶ月も続いていたり、移動が制約されている人は多いだろう。自分もそうだ。先日、ワーケーションで訪れた奥会津の地で、里山を歩きながら、風や水の流れを感じ、土地の物語を聞く機会があった。五感に受ける刺激が豊かで、その後しばらくの間、思考の質が明らかに変わった。 歩くことは大切だ