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2012年11月17日のブックマーク (2件)

  • 白水社 : 村上春樹・柴田元幸『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を語る (1/5)

    キャッチャー・イン・ザ・ライ刊行記念特集 J.D.サリンジャー作『ライ麦畑でつかまえて』の新訳が40年ぶりに登場する。タイトルは『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、訳者は作家・村上春樹氏。世界中で驚異的なロングセラーとなったこの小説の力とはいったい何なのか、それを訳すということはどういう作業なのか。英米文学の名翻訳家・柴田元幸氏を聞き手に、今あらためて『キャッチャー』の魅力をさぐる。 けっこう不思議な小説ですよね。簡単に忘れられない。 柴田 まず最初に、村上さんがどんな風にして『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に巡り会ったか、というあたりからをお聞きしたいんです。 村上 僕は60年代の半ばに高校生だったんだけど、当時『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読むことはひとつ通過儀礼みたいなものでしたよね。今はどうなのか知らないけど、60年代の高校生というか、若者は、これを読まないことには話が

  • 「村上春樹と柴田元幸とアメリカの憂鬱」三浦雅士インタビュー Excite エキサイト: ブックス

    アメリカ文学をまるでポップカルチャーのように身近な存在に変えてくれた翻訳者、村上春樹と柴田元幸。佐藤友哉や舞城王太郎、小野正嗣など、いま活躍する若手作家に大きな影響を与えた二人を通して見えて来る文学の新しいかたちを、三浦雅士は最新評論『村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ』(新書館)の中で解き明かしていく。文の約40%、117ページにものぼる柴田元幸のロングインタビューが挿入された大胆な構成の書は、まるで「柴田元幸」という異界へと向かった著者自身の「行きて帰りし物語」のようだ。そして、もうひとつの世界から戻った著者が気づいた世界文学の変容とは――。 評論家。『大航海』『ダンスマガジン』編集長。1984年、『メランコリーの水脈』でサントリー学芸賞、1996年『身体の零度』で読売文学賞、2002年『青春の終焉』で伊藤整賞&芸術選奨文部科学大臣賞受賞など。 『村上春樹と柴田元幸のもうひ