… のことも 夢のまた夢 話(61) Kセンセーが、語ります。 もう失敗は許されない。 これが、最後の挑戦である。 3学期のシューギョーシキで、全校セートを前にして説明した。 「来年度から『読書の時間』はジュギョーになる。 出席日数が、カウントされる。 一定数以上の欠席があると、単位を認めることができない。 私語をしたり、眠っていたりして、読書に取り組んでいなければ、 学習活動に参加していないとみなされ、単位の認定をすることができない。 本は、各自の選択で、持参すること」 セートたちは、静かに聞いていた。 4月の最初の「読書の時間」、どうなったか。 担任と副担任は、始業のチャイムの前に、一斉に教室に入った。 一言の私語もなく、全員が本に向かっている。 昨年までの騒々しさが、ウソのように消えた。 遅刻も、ほぼなくなった。 せいぜい1クラス、1人程度。 すべてのキョーシツで、例外なく、読書
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