Nao @naomusiker 皆様、拡散ありがとうございます。もしよければ英語ver.のツイートも拡散していただけないでしょうか。日本語が読めない方々にも知って欲しい…… twitter.com/naomusiker/sta… twitter.com/naomusiker/sta…
今年もっとも感情を揺さぶられた一冊だ。 なにしろこの本を読んでいる間、いい歳して中学生かよ!というくらい落ち着きがなかった。世の中の不条理に憤って汚い言葉を口にしたかと思えば、声をあげてギャハハと笑い、気がつけば目を真っ赤にして洟をかんでいた。 ノンフィクション好きで著者の名前を知らない人はいないだろう。ブレイディみかこさんは地元福岡の進学校を卒業後、音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始し、2017年に『子どもたちの階級闘争−ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞を受賞した。ここ数年、注目を集める書き手である。 本書は彼女がこれまで書いたものの中で、もっともプライベートな色合いの濃い一冊といっていいだろう。彼女は英国南部のブライトンという街で、アイルランド出身で大型ダンプの運転手をしている配偶
『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』光文社 ジェームズ・ブラッドワース/著 濱野大道/訳 冒頭からあとがきまで、ジャック・ロンドンの『どん底の人びと ロンドン1902』を髣髴とさせた。百年以上も後に書かれた本がどうしてこれほど「どん底」なのかと思え、読んでいると気分が悪くなった。ありありと現場の情景が浮かぶからだ。 大げさじゃなく、ほんとうにアマゾンの章では吐きそうになった。 日本のブラック企業も真っ青という英国の地方の労働現場(アマゾンの倉庫、介護、コールセンター、ウーバー)に潜入したジャーナリストの迫真のルポだ。 著者も23歳になるまで最賃(最低賃金)に近い仕事を転々とし、大学に入り、大学院まで進んだ。そしてフリーのジャーナリストになったいま、社会の最下層に潜入して英国に何が起きているのかを探ろうとする。 この取材の動機やスタンスも、20世紀初頭のジャック・ロンドンとよ
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