オークションサイト「ビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エーの南場智子社長。大手コンサルでキャリアを積んだ後起業し、上場を果たした。そんな南場氏にも「仕事が全くわからなかった」時代があったという。仕事への考え方の転機はどこにあったか?(聞き手は弊社社長 田中良和) 南場 智子(なんば ともこ)氏 プロフィール 1962年生まれ。1986年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社。ハーバード大学でMBA取得後、マッキンゼーパートナー(役員)就任。1999年株式会社ディー・エヌ・エー設立、代表取締役に就任。現在は内閣規制改革・民間開放推進会議委員も務める。 就職活動はまったくせず 田中:南場さんの経歴で興味深いのは、外資系の大手コンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)でパートナー(共同経営者)にまで上り詰められたあと、オークションサイト「ビ
■新装開店のお知らせ ご無沙汰しています。本コラム、しばらく更新していませんでしたが、再開したいと思っています。再開にあたって少し方針を変更しますので、最初にお知らせします。 これまで、比較的レクチャー的な内容を中心に書いてきましたが、これに加えて日々の雑感のようなものも書くことにしようと思っています。レクチャー的な記事はまとめるのに準備時間がかなり必要になるため、更新が滞る原因となっていたため、そしてもう少しわたしの思いを書きたいと思ったためです。 もちろん、引き続き論理思考のレクチャー的なものは継続していく予定です。こちらはTwitterで日々少しずつ書いていって、まとまったところでこのコラムにアップするという進め方を試行中です。現在、前回の「ロスト・スキーヤー現象とその悪用(1)」の続きの内容をつぶやいているところで、これがまとまれば「ロスト・スキーヤー現象とその悪用(2)」としてア
早稲田大学は12月11日、ICC(早稲田大学国際コミュニティセンター)開設3周年記念「働く杯」を開催、特別講演でサッカー日本代表監督の岡田武史氏が自らの仕事に対する姿勢を語った。 岡田氏は早稲田大学卒業後、古河電気工業(ジェフ千葉の前身)や日本代表でディフェンダーとして活躍し、1990年に現役を引退。引退後は指導者の道を歩み、ジェフ市原コーチ、日本代表コーチを経て、フランスW杯最終予選では更迭された加茂周氏の後任として日本代表監督に就任、日本を初のW杯出場へと導いた。その後はJリーグのチームの監督として年間王者に2度輝き、2007年からはイビチャ・オシム氏の後任として再び日本代表監督を務め、南アフリカW杯への出場を決めている。 勝っても違和感があった 岡田 僕はフランスW杯の日本代表監督を辞めた後、J2のコンサドーレ札幌の監督に就任して、2000年にJ2で優勝してJ1に上がって、J1で1年
情報共有がうまくできずに苦い思いをしているリーダーは少なくない。一方でメンバーはリーダーに悩みを聞いてほしいと思っている。この差は、「ホウレンソウ」の考え方を少し変えることで埋められる。 あなたのチームでは、仕事において、どのように情報を共有しているだろうか? 情報をタイムリーに共有できる体制が整えば、プロジェクトの遅延や顧客のクレームにも迅速に対応できるようになる。 情報共有の基本といえば、「ホンレンソウ(報告・連絡・相談)」がある。もしあなたが組織をまとめる立場であれば、「部下が報告してこない」といった悩みを抱えているかもしれない。一方で、一人で悩みを抱えずに、上司に相談したいと思っているメンバーも多くいるだろう。 上司はホウレンソウをしてほしいと思い、メンバーもホウレンソウがしたいと考えている。お互いが抱く思いは同じはずなのに、それが実らないのはなぜだろうか。今回は、ホウレンソウによ
野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。 -----☆★日本中の職場をご機嫌に!★☆----- ジェイフィールのホームページはこちら ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座 職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。 バックナンバー一覧 職場の中でどうも自分らしく生きていけない――。そう感じている人が増えているように思います。 成果主義や上司のパワハラで追い込まれ、心や体を壊してしまったという人だけでなく、ただ現状
実際、娘(5年)に聞かれたことがありました。 その時に、私が答えたのは 「世の中に働く人がいなかったら、どうなると思う? ご飯を食べようと思っても、お米を作るお仕事をしている人がいない。 お水を飲もうと思っても、人が飲めるようにキレイな水にしてくれるお仕事をしてる人がいない。 今住んでるお家も、大工さんが働いて作ってくれたもの。 よく見回してごらん?当たり前に揃っているように見えるけど、 みんな、いろんな人がお仕事をしてくれたから、揃っている物や環境ばかりだよ。 昔は、自給自足といって、全て自分の力で揃えたようだけど 段々、人間は協力しあって生活する、協力し合って必要な事を分け合う事にしたの。 周りを見てみると、お友達でもいるでしょう? 絵を描くことが得意な子、力持ちな子、工作が上手な子・・・・いろいろ。 その人ができる事をその人にしてもらったら、うまく行くと思わない? でも、得意なことじ
ITは一般に「理系」と見なされていると思うが、私はこれはちょっと違うような気がしている。 私は理系だったが、初めてコンピュータを買ったのは27歳のときで、それまではコンピュータと無縁の人間だった。大学のときもコンピュータの授業があったが、まったく理解できず、興味も持てなかったので、課題なども友達のものをただ写して、意味もわからず提出していた。 いまはほぼ誰でもネットを見ているし、昔よりもPCが一般に普及しているので、その結果として、理系でPCが苦手な人というのは少なくなっていると思う。しかし、理系だからコンピュータが得意、という因果関係はやはり成立しないような気がする。 IT業界の中にいる人はわかると思うが、一般的にIT業界で求められるスキル・専門性は、理系的な論理性というよりも、「ものをつくる」のに必要な職人性だ。理系的な論理性というのは、少ない原理から多くのものをロジカルなステップによ
東京大学 浅見研究室は7月12日、情報系の学生や若手エンジニアのための交流企画として、「IT企業はほんとに泥のように働かされるのか~ナナロク世代がお答えします」と題したカンファレンスを開催した。「IT業界のネガティブな側面が指摘される中、その実態を『ナナロク世代』が『ハチロク世代』に向けて伝える」という趣旨で、会場となった東京大学 本郷キャンパスの教室には、大勢の学生や若手エンジニアが集まった。 モデレータはCerevoの岩佐琢磨氏が行った。パネリストとして、大谷陽明氏(ソニー)、尾藤正人氏(ウノウ)、柴田竜典氏(日本オラクル)、加藤篤延氏(NTTコムウェア)が登壇。「個人としての参加であり、それぞれの企業や活動を代表する見解ではない」としながら、それぞれの経験を元にIT業界について語った。 始めに、主催者である東京大学 大学院情報理工学系研究科の川原圭博氏が企画趣旨を説明。「毎年、電子情
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