東電の「原発事故をめぐる対応」は、実に残念なことに、巷にあふれる“コンプライアンス芸人”の方々が、今後10年美味しいネタとして使えるような、反面教師的題材になってしまっている。 大地震直後の初期対応が適切だったのかどうか、ということについては、知識も確実な情報源も持たない自分には判断しようもないし、それと並行して行われていた広報対応のドタバタぶり(事故に関するものも、計画停電に関するものも・・・)も、同じ状況に置かれて自分が完璧に対処できるか、というと心もとないから*1、あまり責めてもなぁ・・・という思いはあるのだが、事故から時間が経ち、状況が多少は落ち着いてきたにもかかわらず、なおも↓のような記事が出てしまうと、首を傾げざるを得ない。 「東京電力の清水正孝社長は28日、賠償範囲の第1次指針が出たことについて「指針を分析、精査しながら公正に進めていく」と述べ、補償手続を急ぐ姿勢を示した。」