タイトルにあることばはピーター・ドラッカーの言葉である。かなり有名な一言なので、ご存じの方も多いと思う。 「企業の目的は何?」と聞かれて、「利潤追求」というような人は今の世の中にはずいぶんと少なくなっていると思う。しかし、最近「キレイ事では経営はできないよ」というアドバイスをいただいたので、もう一度自分でも確認してみた。 ドラッカーの著作「現代の経営」で、彼はこう述べている。 ”事業体とは何かを問われると、たいていの企業人は利益を得るための組織と答える。たいていの経済学者も同じように答える。 この答えは間違いなだけではない。的はずれである。” この言葉はともすれば誤解を招きがちである。 「ドラッカーは、利益なんぞ要らない」と言っているのか。と。 そうではない。彼はこう言う。 ”もちろん、利益が重要でないということではない。利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである。また利益は、事業に
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