グーグルの元デザイン倫理学者であり、非営利法人「Time Well Spent」の創設者Tristan Harris氏は、テクノロジーがいかに人間の注意や意識を独占する中毒的なものとしてつくられているかについて語り、広めてきました。Harris氏の話は、携帯電話とスロットマシーンの魅力を比べており、かなり説得力があります。 通知もなく、いつものアプリがあるだけで、特に何か興味を引かれるものがなくても、ほとんど常にスマホをチェックしています。しかし、面白いメッセージがあったり、立て続けに「いいね!」されていたり、良い報せが書いてあるメールが来たり、スマホをチェックすることで、ご褒美的なうれしいことがあることもあります。 このような「当たり」があるだけで十分で、またドーパミンの快感が欲しくて、衝動的に携帯やスマホをチェックし続けてしまうのです。