5人なら平均的マネジメント能力で掌握できる 我が社の個人面談は上司と部下が二人で行います。これは「毎月1回、部下全員を対象に必ず実施すること」と上長には義務づけています。課長手当は、5人以上の部下を持つと6万5000円で、4人以下は4万円。だから我が社では、大所帯の部署に異動する部課長は一様に嘆きの声を上げますね。「ああ、毎月25人と面談か。面倒なことになった」と。5人でも25人でも課長手当は同じだから、これは「むべなるかな」ですね。普通の会社の部課長は、5人の部下よりは25人の部下を采配したいと思うが、我が社では逆です。 こうした工夫で我が社は自然に組織が細分化され、小さくなりました。当然です。部課長にしてみれば部下は少ないほうが楽ですから。組織が小さくなったぶん、小回りが利くスピード経営も実現した。さらによかったのは、そこそこのマネジメントスキルしかない部課長でも、きちんと組織を掌