関連キーワード データセンター | グリーンIT | インフラ | サーバ 高温地域にあるデータセンターでは、断熱冷却技術を利用することでエネルギーコストを大幅に削減できる。また、エンドユーザー側の遅延とデータの主権についての問題が重要性を増してきたことも、断熱冷却への関心の高まりにつながっている。 データセンターは高温を嫌うが、熱は相対的なものである。データセンターの温度は今後当分の間、25~30度に保たれるだろうが、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)のガイドラインに示された35度という高い温度設定でも、精密空調装置(CRAC:Computer Room Air Conditioner)およびデータセンター周囲の空気循環のためにエネルギーが消費される。 高温地域で外気冷却方式を採用したデータセンターでは、ASHRAEのガイドライン温度を日常的に上回るケースも少なくない。だがCRACが唯
写真●室蘭工業大学が展示している,雪冷房を利用した省電力型データセンター「ホワイトデータセンター」の模型 2008年10月15日から東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2008 Autumn」のグリーンITショーケースで,室蘭工業大学が,雪冷房を利用した省電力型データセンターである「ホワイトデータセンター」の模型を展示した(写真)。雪の間に空気を通すことで,真夏でも15度以下の外気をデータセンターに送り込むことができ,1000kWともいわれる冷房負荷を削減できる。 北海道では市街地などに積もった雪を自治体が除雪し,雪捨て場に捨てている。その量は札幌市だけで100万トンにもなり,高さ40mの雪山ができるほどだ。室蘭工業大学の媚山(こびやま)政良教授は,雪を「冷熱エネルギー」として活用する技術に10年以上前から取り組み,1995年には米をもみのまま冷温貯蔵する設備に導入した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く