性能と安定性が高次元でバランスをとる PLEXTORブランドの製品が、ヘビーユーザーの間で評価が高い理由は、速度やスペック面だけではない。「Instant Restore」や「True Speed Technology」といった、長期使用でパフォーマンスの低下を起こさない機能が充実しており、SSDにありがちな導入前のセッティングや導入後のメンテナンスなど、細かいことを気にしなくても一定の性能が出るという使いやすさも評価されている。 M3 Pro(以下、M3P)シリーズは2012年の1月に発売されたM3シリーズの上位モデルに当たる製品だ。ここで紹介するM3 ProのコントローラはMarvellの「88SS9174-BLD2」で、メモリチップは東芝製を実装するなど、その構成は基本的にM3シリーズを引き継いでいる。 M3 Proシリーズの「PX-256M3P」とM3シリーズの同容量モデル「PX-
本の特盛り――横山哲也の読書のススメ 第8回 エンジニアの発想とコンピュータ・アーキテクチャに関する考え方が詰まった経済産業小説 事実を基にした産業経済小説は、かなり“盛られる”ことが多いが、今回紹介する2冊はそうした部分がほとんどない。「秘密交渉」という緊迫した場面が多い中、多くのエピソードとともに話は進む。IT業界関係者にはぜひ読んで頂きたい一冊だ。 横山哲也/グローバル ナレッジ ネットワーク IBMメインフレームの互換情報を、富士通が不正に入手したとして行なわれた秘密交渉の顛末記である。フィクションの形態を取っているが、ほぼ史実だと思われる。 IBMは、System/360(1964年)およびSystem/370(1970年)でコンピュータ業界の独占的な地位を確立した。System/360は世界で初めて「コンピュータアーキテクチャ」という概念を導入した。狭義には「CPU命令体系」
炭素繊維を用いた複合材料のCFRP(炭素繊維強化樹脂)といえば、軽量・高強度ではあるものの、高価な素材として知られています。10年以上前、すべて手作業で作ったというCFRP製のブリーフケースを買いましたが、当時で5万円以上したことを覚えています。重さが1kg程度だったので、製品の価格は5万円/kgを上回っていたことになります。 現在、CFRPは一部の限定車や高価格のスポーツ車に使われていますが、依然として量産車に気軽に使える素材ではありません。例えば、富士重工業は2011年に「インプレッサ」の400台の限定車「インプレッサWRX STI tS」のルーフにCFRPを採用しましたが、車両価格は422万1000円で、ルーフだけを補修部品として買うと35万円もします。 ただ、こうしたCFRPの価格が下がる兆候が見えてきました。ドイツBMW社が2013年に発売する電気自動車「i3」のボディをCFRP
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