遠隔で触覚を伝える新技術「ハプティクス」。これを使うとどんなことができるようになるのか? 社会はどう変わるのか? 開発者の大西公平先生(慶應義塾大学教授)に、作家・海猫沢めろんさんが聞く科学ルポの最終回です。 〔→第1回はこちら gendai.ismedia.jp/articles/-/52456〕 大西先生の学生時代 学生時代にリニアモーターカーの研究をしていたという大西先生。 なぜそれがリアル・ハプティクスの研究につながるのか。 「リニアは車輪がないわけですよね、そうすると線路の状態が重要です。上下、傾き、ねじれ、それと車両の運動を対応させないといけないわけです。 そのためにどうやってやったらいいかというと、アダマール行列というのを使ってから変換するんです。それがぼくがずっと研究していた内容で、大学を卒業するときにやめたんです」 そのアダマール行列って、前にリアル・ハプティクスのところ
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