いわゆるロシアゲート疑惑を巡り、窮地に立たされているはずのトランプ大統領。しかしトランプ氏は自らが解雇したコミー元FBI長官の証言を「ウソ」と言い切るなど、相変わらず強気の姿勢を崩すことはありません。アメリカ在住の作家・冷泉彰彦さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、大統領の一連の発言や姿勢に関して「呆れるしかない」とし、トランプ氏の側近にして司法長官を務めるセッションズ氏が大統領を裏切る可能性についても言及しています。 弾劾へ向けて自滅コースに入ってきたトランプ それにしても、大統領の周囲には「リーガル・チーム」というのはあるのでしょうか? 例えば、コミー前FBI長官の議会証言を受けて大統領は、「自分が忠誠心を求めたというコミー証言はウソ」であると言ってしまっています。 何とも不用意な発言ですが、ここに至って全体の構図としては「大統領が忠誠心を要求したという発言」が仮に事実